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失敗しない矯正歯科の選び方|裏側矯正体験者の僕が重視した5つのポイント

矯正歯科選びはかなり悩みました。もやし(@moyashi3333)です。

 

「歯列矯正を始めたい」と決心して、まず悩むのが

一体、どの矯正歯科医院を選べばいいんだろう…。医院の数が多すぎてわからない!

ということではないでしょうか。

数十万から100万円以上という大金がかかる矯正治療ですから、失敗したくないですよね。しっかり治療を行ってくれる先生の元で治療を受けたい。

 

ぼくは社会人になってから、コンプレックスだった出っ歯を解消するために裏側矯正(舌側矯正、見えない矯正)をしました。

現在(2018年8月)は矯正装置を外し、リテーナーによる保定を行なっています。

【参考】僕が大人になってから100万円をかけて歯列矯正を始めた唯一の理由

僕が大人になってから100万円をかけて歯列矯正を始めた唯一の理由

ぼくも同じように矯正歯科選びは随分悩みました。。
ネットで情報を集めたり口コミを見たり、いくつかの矯正歯科の初回相談に行ったりして、矯正歯科を探しました。

結果、「ここで矯正治療を受けたいな」と思える医院を見つけることができ、実際に満足のいく治療を受けることができました!

 

今回は「失敗しない矯正歯科の選び方」と題して、どんな点に注目して矯正歯科を選べばよいか、矯正経験者の僕が重視した5つのポイントを紹介します。

矯正歯科選びで重視した5つの基準
  1. 技術力:確かな矯正の技術を持っているか
  2. 丁寧さ:丁寧かつ明確に、治療方針の説明や質問への回答を行なってくれるか
  3. 親密性:親身にコミュニケーションを取ってくれるか
  4. 明朗会計:費用体系は明確か
  5. 立地:自宅や職場から通いやすい場所にあるか

安心して治療を任せられる矯正歯科を見つけられるよう、参考にしてもらえるとうれしいです!

では、1つずつ具体的に見ていきたいと思います。

【技術力】確かな矯正の技術を持っている

1つ目は、技術力があるかどうか。

ぼくが最も重要視したポイントです。
高いお金を支払う以上、確かな腕を持った先生の治療の元、満足のいく綺麗な歯並びを手に入れたいですからね。

では、治療を受ける前の段階で、どのようにその矯正歯科医院に技術があるかを推測すればいいのか。

ぼくが気をつけていたのは次の4点です。

矯正歯科学会の認定医や専門医がいる

医院長や歯科医師が、学会の認定医・専門医であるかどうかは、矯正技術を測るひとつの指標になるでしょう。

中でも有名なのは日本矯正歯科学会で、1926年に設立された伝統ある学会。7,000人の会員がいるとのこと。

日本矯正歯科学会の認定医・専門医制度とは

”日本矯正歯科学会には認定医・専門医制度があります。(中略)学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「日本矯正歯科学会の認定医・専門医」としています。(日本矯正歯科学会 認定医・専門医名簿一覧より抜粋)”

【認定医】(およそ3,000人)
歯科医師免許の取得後、学会が認めた大学病院や矯正歯科医療機関における5年以上にわたる臨床経験に加え、学会発表などを行って審査に合格した者に与えられる資格。

【専門医】(およそ300人)
認定医資格を取得後、臨床試験として症例の提示と試問審査に合格、さらに学術大会においてこれらの症例報告を行った者に与えられる資格。

歯科医師免許の所得後に、5年間の矯正治療の訓練を行なって審査に合格したのが認定医
さらに高度な知識や多くの症例を持った人が専門医。こんな感じですかね。

認定医より専門医になる方が難しいようなので、専門医がいるとより安心ですね。

歯科医師

日本矯正歯科学会の認定医・専門医であるかどうかを調べるには、2つの方法があります。

ひとつは、歯科医院のWebサイトのスタッフ紹介ページを見ること。歯科医師が所属している学会が紹介されていることが多いです。

もうひとつは、日本矯正歯科学会のサイトで全国の認定医・専門医を調べることができますよ。

日本矯正歯科学会 認定医・専門医名簿一覧

裏側矯正をしたいなら「舌側矯正歯科学会」に注目する

もしあなたがぼくと同じように、”見えない矯正”と言われる裏側矯正(リンガル矯正、舌側矯正)を希望するなら、裏側矯正に関する学会に所属しているかを見るべきです。

通常の表側矯正と裏側矯正とでは、治療の際の視点・勘所などは違ってくると複数の先生に聞きました。

そういう意味で、裏側矯正専門の学会に所属しているかは、裏側矯正治療に知見があるかどうかの参考になるでしょう。もちろん所属だけでなく、認定医がより望ましいでしょう。

裏側矯正に関する学会では、たとえば1988年に設立された「日本舌側矯正歯科学会(JLOA)」などがあります。

日本矯正歯科学会(JLOA)

矯正専門の医院である(一般歯科ではなく矯正歯科)

その医院が矯正専門の歯科なのか、一般歯科で矯正治療も行なっているのかも見るべき点です。

一般歯科(いわゆる通常の「歯医者さん」)で矯正治療も扱っているところであれば、虫歯治療なども同じ医院で行なってもらえるというメリットはあります。

ただし、やはり矯正を専門に行う矯正歯科の方が、技術や知見のレベルがある可能性が高いと考えています。

実際にぼくが医院探しをしていた際、最初は矯正治療もできる一般歯科に相談しました。ですが、「症例が難しいので、うちではなく矯正を専門にしている歯科医院に行ってみてください」と打診されました。

治療の症例・実例が多い

治療の症例や実績の多さも、チェックしておきたいポイント。

多くの矯正歯科はWebサイトを持っており、サイト内に「治療症例」のページが設けられています。

たくさんの治療症例が掲載されていたり、自分が希望する治療法・自分と同じ症例の実績があると安心できますよね。

初回相談の際に、「こんな症例の経験はありますか?」と聞いてみるのもありですね。

矯正情報

積極的に新しい情報・知識を吸収しようとしている

矯正を含む医療領域は、新しい技術や知識が生まれるペースが早いと言います。

新しい情報を吸収せずに止まっているところより、日々進化する技術・知見を積極的に吸収としている医院に治療を任せたいと思うもの。

矯正歯科のWebサイト内にあるブログやニュースリリースのページに、学会参加などの活動が報告されているかを見て、そうした最新の情報に対する感度・姿勢を知るヒントにしていました。

【丁寧さ】丁寧かつ明確に、治療方針の説明や質問への回答を行ってくれる

2つ目は、丁寧な姿勢か。

たとえ確かな矯正技術を持っていて治療実績が豊富だとしても、患者に対して丁寧に・わかりやすく治療方針の説明などを行なってくれなければ、不安が残りますよね。

言語化してきちんと方針を患者に伝えられるということは、症例を見てどんな治療を行うべきかが見えているということだと思います。

治療説明

初回相談に行けば、どんな症例でどんな治療を行なっていくべきかといった話をざっくりしてもらえます。
わからない点は質問して、丁寧・明確な回答をしてくれるかを注視しておくべきです。

【親密さ】親身にコミュニケーションを取ってくれる

3つ目は、親密なコミュニケーションが取れるか。

人間同士のやり取りなので、親身に相談に乗ってくれたり、明るくコミュニケーションを取ってくれたりする方が気持ちよく治療を受けられますよね。

初回相談・診療に行った際、どんな雰囲気の歯科医院か、先生や歯科衛生士さんの患者への接し方はどうかといった点も見ておくと良いですよ。

ぼくが通っていた矯正歯科は、先生も歯科衛生士さんもみなさん優しくにこやかで、いつも嫌な気持ちにならずに通院できていました。

 

矯正治療は歯が動く痛みや食べ物が挟まる不便さなど、なにかとストレスが掛かります。

【参考】歯列矯正って大変?裏側矯正中の僕がストレスを感じる瞬間とその対策

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そんな中、コミュニケーションの悪さが要因で、矯正歯科に通うのも億劫になると辛さが倍増するので、雰囲気の良い矯正歯科を選びましょう。

【明朗会計】費用体系が明確である

4つ目は、明朗会計であるか。

矯正治療は大きなお金が必要です。
大人になってからの治療であれば、表側矯正ならおよそ60万円、裏側矯正なら100万円以上が掛かってきます。

費用がかさむ矯正治療だからこそ、想定外の費用が後々請求されることは避けたいですよね。

「なににいくら費用が掛かるのか」が明確に開示されているかを、医院のWebサイトや初回相談の際に確認しましょう。
大抵の良心的な矯正歯科医院であれば、明確な費用体系となっているはず。

 

なお、医院によっては「総額制」を採用しているところもあります。

装置代としていくら、調整料はいくらといった形ではなく、治療開始から終了までに必要な全ての費用が込み込みの料金設定です。

総額制であれば、治療期間に関わらず用意しなければならない金額がわかっていいですね。

ちなみに、ぼくの通っていた医院は総額制ではありませんでしたが、それぞれの料金設定は明確でしたので特に問題ありませんでした。

【立地】自宅や職場から通いやすい場所にある

5つ目は、医院の立地が良いか。

矯正装置を付けて動的治療が始まると、毎月「調整」のために矯正歯科に通わなくてはいけません。

【参考】矯正治療の概要を知ろう!裏側矯正に実際にかかった費用の内訳も公開

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あまり遠いところだと通院がしんどいので、自宅や職場から近いところの方が望ましいです。

 

また、治療を続けていると、矯正装置が一部外れてしまったりワイヤーが出てきてしまったりなど、医院に急遽行きたい状況が発生します。

そうした有事の際に、矯正歯科が遠くて行くのが面倒だから、外れた装置をそのままにしておく…なんてことになりかねません。

結果として、装置が外れた歯が変な方向に動いてしまうのを放置することになるので、治療期間が伸びる可能性が高いです。

なお、装置が外れた場合などの有事の際に、優先して対応してもらえるか事前に確認しておくとよいかも。基本的に対応してくれるとは思いますが、念のため。

ぼくが通ってた医院は家から1時間掛かるところで、ちょっと遠かったです…。
それでも立地以外がすごく良かったので、その医院に決めたんですけど。

個人的に反省した点|予約の取りやすさ、周囲の評判の良さ

ぼくはこれまで紹介した5つのポイントを重視して、矯正歯科を選びました。
それで後悔はなく、治療結果にも満足しています。

ですが、これも意識しておくべきだったな…という反省点もあるので、2点挙げておきます。

予約が取りやすい

まず、治療の予約が取りやすいかも意識しておけば良かったな…と。

重要度はそこまで高くないとは思いますが、余裕があれば既に挙げた「立地」と「予約の取りやすさ」を合わせて見ておくと良いでしょう。

僕の通っていた医院は立地の良さを犠牲にしたこともあり、平日の仕事終わりに行こうと思うと定時ダッシュしてギリギリ最終予約に間に合うといった感じでした。

そのため、主に土曜日に通院していたのですが(日曜は休診日)、やはり土曜日は予約が多い。
お子さん連れや同じような社会人なども土曜予約なんですよね。

調整して1か月後の土曜日は既に予約がいっぱいで、翌週の土曜になるといったケースも何度かありました。

周囲の評判が良い

身近に矯正を経験した人がいれば、その人が通っていた歯科医院の評判を聞くと良いでしょう。

実際にその医院で矯正した人の話は参考になりますし、周囲の評判の良さは信頼できますよね。

歯科医院

ぼくは名古屋に引っ越してきて2年目のときに矯正を開始したこともあって、周囲に話を聞ける経験者が見つかりませんでした。

本当は実際に話を聞きたかったんですが無理だったので、口コミサイトを参考にしてました。
ただ、口コミもどこまで信用できるかわからないので、話を聞ける環境であればそうしましょう。

気になる矯正歯科医院があれば、初回相談に行こう!

以上、ひとりの矯正患者の僕が歯科選びで重視したポイントを5つ、紹介しました。

▼おさらいです。

矯正歯科選びで重視した5つの基準
  1. 技術力:確かな矯正の技術を持っているか
  2. 丁寧さ:丁寧かつ明確に、治療方針の説明や質問への回答を行なってくれるか
  3. 親密性:親身にコミュニケーションを取ってくれるか
  4. 明朗会計:費用体系は明確か
  5. 立地:自宅や職場から通いやすい場所にあるか

 

その他、個人的に反省したチェックすべきだった点

  • 予約の取りやすさ
  • 周囲の評判の良さ

もちろん、今回述べたポイントが絶対というわけではありません。
人によって優先する基準は異なるでしょうが、今回の記事が参考になればうれしいです。

気になる矯正歯科が見つかったら、ぜひ初回相談(初回診療)に行ってみてください。
初回相談は無料の医院が多く、費用が掛かったとしても2-3,000円程度です。

医院や先生によって治療方針は結構異なるので(実体験済)、いくつか行ってみてもいいと思います。

また、初回相談に行く際は、事前に聞きたいことや気になることを考えておくと良いですよ。

応援

矯正治療を始める決心をしたあなたが、「ここだ!」と思える矯正歯科に出会えることを願っています。