どうも。もやし(@moyashi3333)です。
先日、「100万円以上をかけて歯列矯正をしてるけど、始めて本当に良かったよー!ハッピー!」といった主旨の記事を書きました。
先日の記事: 僕が大人になってから100万円をかけて歯列矯正を始めた唯一の理由
矯正治療をすることで、綺麗な歯並びと正しい噛み合わせが手に入るのはわかったけど、
そもそも治療の流れってどんな感じなの?どのくらいの期間が必要なの?
矯正治療の方法っていろいろあるみたいだけど、よくわからない…
このブログ筆者も「100万円以上」かかってるらしいし、どのくらいの費用が必要なの?
今回はそんな疑問にお答えする、矯正治療の概要に関する記事です!
あわせて、僕の裏側矯正に掛かっている実際の費用の総額とその内訳を(震えながら)公開します。
目次
歯列矯正治療の流れ、必要な期間
まずは、一般的な歯列矯正治療の流れをささっと説明します。
矯正の流れなんて興味ねーわ!ワイはお金がナンボ掛かるか知りたいんじゃ!
って方はここは飛ばしていただいて構いません。
初診
「矯正してみようかな」と思えば、良さそうな歯科医院に行って初診を受けます。
実際に口の中を診断し、問題点を簡潔に示してくれます。また、矯正治療の概要(矯正装置の種類、治療方法、期間、治療費など)も説明してくれますね。
歯科医院によりますが、初診料は無料であるところも多いので、とりあえず複数の医院に行って話を聞いてみるのが良いと思います。矯正に関する不安や疑問にもちゃんと答えてくれますよ!
検査・診断
初診を受けて「この歯科医院で矯正を始めてみよう」となれば、治療方針を決定するための検査および診断を行います。
具体的には、レントゲン撮影、歯型とり、写真撮影(噛み合わせ、顔面、口腔内)、唾液検査などの検査が行われます。
そして、検査結果に基づき、現在の状況や今後の治療計画を診断します。
コンピュータ解析を利用した骨格分析や治療シミュレーションを示してくれますので、矯正が始まる前に骨格や歯並びが治療によってどのように変わるかを知ることができます。
この検査・診断による治療計画に同意すると、実際に治療開始です!
検査・診断の結果を受けて、矯正治療を始めないという選択ももちろん可能ですが、その場合は数万円の費用が無駄になるということは留意しておきましょう。

矯正治療(動的治療)
ここから矯正治療が開始されます。
矯正装置を装着して、歯科医師や歯科衛生士の指示の元、美しい歯並びと正しい噛み合わせになるよう治療していきます。
おおよそ毎月1回、通院します。そこで進捗の確認と「調整」が行われます。
「調整」とは、矯正治療によって歯が動いていくのに合わせて、正しい歯の動きになるよう矯正装置を調整すること等を言います。
矯正装置を付けることによって歯は動いていくわけですが、装置の”設定”を長らくいじらないでいると、正しい方向に歯が動いてくれくなってしまいます。その”設定”調整のための間隔の目安が1か月なんですね。
動的治療の期間は人によって変わりますが、一般的には2年から3年と言われています。
保定期間
矯正装置を付けて2-3年経って、無事綺麗な歯並びと正しい噛み合わせに改善されれば、やっと矯正装置を外すことができます(動的治療の終了)。
ただ、装置を外してそのままにしておくと、せっかく手にした美しい歯並びを保つことはできません。元の歯並びに戻ろうとする力が働くためです。
そのため、正しい歯並びを保つための装置(保定装置、リテーナー)を装着して、歯が安定するまで経過を観察します。
保定期間の通院は、3か月から半年に1度のペースです。
また、保定期間の目安は1-2年程度。
歯が安定して保定期間が終われば、全体の治療行程が終了ということになります。
ただ、保定期間が終わっても歯が戻ってしまうことを避けるために、就寝時のみリテーナーを付け続けるといった人もいるようです。
保定期間を含めると、矯正治療が完了するには少なくとも3年、通常は4年は見ておいたほうがいいですね。
矯正治療の方法とその費用
矯正治療に掛かる費用は、「共通の費用」と「治療の方法に依存する費用」の2種類に分かれます。
※矯正治療が終了するまでに必要な全ての費用=総治療費を設定している医院もあります。この場合、来院回数等によって支払う費用が変わりません。
「共通の費用」としては、以下のようなものがあります。
分類 | 説明 | 費用の目安 |
初診料 | 初診に掛かる費用。 | 無料~3,000円 |
検査・診断料 | 精密検査および診断に掛かる費用。 | 数万円 (10,000円~60,000円) |
処置料 (調整料) | 動的治療や保定期間時の調整に掛かる費用。 | 3,000円~6,000円 |
お分かりの通り、矯正治療費の大部分は「治療の方法に依存する費用」です。
矯正治療の方法にはいくつかの種類があり、それによって費用の大きさは異なってきます。
ここでは、代表的なものを紹介します。なお、費用の目安は「大人の矯正」を想定したものです。
表側矯正
最もメジャーな矯正の方法かと思います。
歯の表側に矯正装置を付けて矯正をしていく治療法です。
具体的には、ブラケットという装置を1本1本の歯の表面に付けて、それをワイヤーでつなげた状態で、歯を動かしていきます。
従来と異なり、ブラケットやワイヤーも目立ちにくい白や透明のものが出てきているため、それほど装置が目立たなくなってきているのが嬉しいですね。
費用の目安: 50~80万円
裏側矯正(リンガル矯正/舌側矯正)
表側矯正と異なり、歯の裏側に装置を付けて行う矯正です。僕がしているのはこれ。
最大のメリットは目に見えないこと。
デメリットは費用が高いことと、話しづらいこと。また、リンガル矯正に対する確かな技術がある矯正歯科でないと、選択すべきでない方法でもあるかと思います。
費用の目安: 90~120万円
ハーフリンガル矯正
名前の通り、上下のどちらか半分だけ裏側矯正をするというもの。
基本的には、目立ちやすい上顎は裏側、比較的目立ちにくい下顎は表側で行うのが一般的なようです。
表側矯正よりは費用が高いですが、裏側矯正よりは安いです。リンガル矯正は高すぎて無理だけど、目立つ上顎だけは裏側にしたい!という希望を叶えてくれる方法。
費用の目安: 80~110万円
マウスピース矯正
上記の3つの方法と異なり、ブラケットとワイヤーを使用せず、着脱可能なマウスピース型の矯正装置を装着して歯を動かしていく矯正です。
透明度が高く薄いプラスチック製であるため、目立たず、周囲の人に気づかれにくいのが特徴です。また、食事や歯磨きの際は自分で取り外すことができるのも嬉しい。
ただし、しっかり意思を持って装着しないと効果が薄いことや、複雑な症例には対応しづらいなどのデメリットもあります。
費用の目安: 症例に依存
僕が裏側矯正にかけた費用の内訳
僕は裏側矯正の真っただ中(2017年10月現在)ですが、僕の治療に実際に掛かった費用の内訳(税込)は以下の通りです。
- 初診料: 3,240円
- 検査・診断料: 54,000円
- 処置料(調整料): 172,800円(30回分)
- 矯正料(裏側矯正): 1,200,000円
- 親知らず抜歯(入院): 44,700円
- 合計: 1,474,740円
ひゃ、140万円…だと…。
あと数回の処置料とリテーナー代金を含めると、150万円を超えますね。。。
良いのです。
僕にとって、矯正治療をすることで得られたリターンはそれより大きいですから(言い聞かせ)。
大金を矯正治療費に”投資”したことをしっかり再認識して震え出したところで、今回の記事は終わりたいと思います。
矯正治療に保険等が効く国も多い中、日本は保険適用外だからいかんのだ。。(ぶつぶつ)
読んでいただき、ありがとうございました。