【九州旅行】福岡は天神の屋台で見た、屋台という空間の楽しさと人の温かさ

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先週末から2泊3日で九州旅行に行ってきた。

人生初の九州上陸ということで随分前からワクワクしていたが、なんと季節外れの台風が接近。旅行中に台風の影響をもろに受けるような予報だった。

一緒に行った相方が雨を呼び込む性質を持っているのだが、台風まで呼び込んでしまったことには驚きを隠せない。
僕の友人も同じ性質を持っており、その友人も同じ日に出張で福岡に来ていた。2人の性質が重なったことで台風を引き寄せてしまったのかもしれない。恐ろしい。

でも、幸運なことに旅行中は台風の影響をほとんど受けずに楽しむことができた。

 

1日目は福岡を観光し、夜は天神の屋台街へ繰り出した。

僕はこの”屋台”に来ることを非常に楽しみにしていた。
「アメトーーク!」の「博多屋台大好き芸人」を見て興味を持っていたし、いつか行ってみたいと思っていた場所だ。楽しそうだもん。

福岡屋台は150店舗ほどあり、その中心地は天神・中州地区である。
今回は天神エリアの屋台街を攻めることに。

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オレンジの箇所に屋台が並ぶ。近い距離で集中しているため回りやすい。

 

その日は雨も降っておらず風もあまりなかったが、台風が来るということで、屋台を出していない店舗も多かったようだ。
そんな中でもいくつかの店舗は通常通り営業してくれており、屋台目当てに街に繰り出した僕たちとしては大変有難い。

初めて屋台を見て抱いたのは、(おお、街中の道に自然と屋台がいる…)という小学生のような感想だった。

通行人の邪魔にならないよう脇に店が構えられている。お祭りの出店とはまた違った雰囲気を醸し出しており、不思議な感覚に陥った。

 

どの屋台に入ろうかと一通り見て回ったが、土曜日ということもあってかどの屋台も繁盛している。
僕たちと同じ観光客らしき人も多く、無事に屋台を体験できる嬉しさから「台風なくて良かったですねえ」なんて陽気に話しかけてしまっていた。もちろん心の中でであるが。

まずは一口餃子が食べたいと思い、「忠助」という屋台へ。

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一口餃子が美味しい「忠助」。おでんも旨い。

広いとは言えない屋台内だが、不思議と窮屈さは感じない。むしろ人との距離の近さが心地よく感じられる。

メニューを見てみると、なかなかの種類がありちょっと驚きである。値段は一般的な居酒屋と変わりないかな(ちなみに、メニューは屋台に入らなくとも外に掲げてくれているお店がほとんどである)。

目当ての一口餃子と、屋台で食べようと思っていた九州おでん、そしてビールで乾杯。

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「忠助」の博多一口餃子。パクパク。

うん、旨い。

一口餃子はパクパク食べてしまえるし、おでんは出汁がしみ込んでおりコクがある。これがよく冷えたビールに合ってすぐに完食してしまった。

お会計を済ませて次の屋台へ。

 

こんな風に、気になった屋台で気になったメニューを頼んでお会計という流れで、合計3つの屋台を回った。
屋台によって売りのメニューや雰囲気が異なりおもしろい。

最後は豚骨ラーメンで〆。

本当はもう少し回ろうと思っていたのだが、2店舗目の屋台でお客さんと盛り上がってしまった。楽しい時間を過ごせたので後悔は全くない。

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牛タン。柔らかくて美味しい。

 

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明太卵焼き。文句なく旨い。

 

 

初の福岡屋台だったが、僕としてはとても楽しく大満足な夜だった。
福岡屋台、大絶賛だ。

その理由を挙げるとすれば、次のようなところ。

  • 好きなメニューを1-2品頼んで屋台をはしごするのが楽しい。
  • 店内は広くはないが、その距離感がむしろ心地よい。
  • お客さんがとても温かい。
  • 知らない人同士で会話を楽しめる空気が形成されている。

中でも客の温かさが魅力だと感じた。

お店に入ろうか迷っている僕らにすぐに気付き、「ここ空いてるよ」だったり「もうすぐ空くよ」という声を、店長ではなく僕らと同じ客がかけてくれた。

それだけじゃない。
お金を払ってサービスを受けるはずの客が、店員としての働きも担っていた。お皿を片付けたりテーブルを拭いたり。それでいて楽しそうで、会話にも自然と参加している。

 

それらの温かさに触れることで、自分も心が穏やかになれる。それが他人に伝播して、という好循環があの空間では生まれていると思う。

そんな中での会話は、そりゃ楽しいよね。

地元の人も観光客も、話上手な人もあまりコミュニケーションが得意でない人も、一人の客もグループの客もみんな、楽しそうだった。

ひとつの屋台には多くても10人程度しか座れないから、その人数がちょうど良い塩梅なのかもしれない。

もちろん自分たちの時間を楽しむのも自由。
みんな好きに屋台という空間を楽しんでいる感じが好きだなと思った。

盛り上がってハイボールを1杯ご馳走してくれたお兄さん、ありがとう。

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ある屋台にいた金の豚

 

温かい気持ちや楽しい気持ちみたいなプラスの感情になる上で、屋台は最適な空間なんじゃないかな。
人間関係が希薄になっていくこの時代に、こんな場所が近くにあると助けられる機会も多そう。僕が福岡に住んでいたら、足繁く通っちゃうだろうなあ。

愛知にもああいう場所ないかな。知っていたらぜひ教えてほしい。

 

***

屋台で知り合ったおっちゃんが芋を畑で作っているらしく、住所を教えてくれたら送るよと言ってくれた。
勢いでレシート裏に書いて渡したけど、ちゃんと送ってくれるかなおっちゃん。

酔ってたから何のことかきっと覚えていないだろうなあ。ポッケから出てきたレシートを見てきょとんとする顔が目に浮かぶ。笑