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尊敬する母親に聞く「仕事」の話。生き生きと働く身近な女性から得るヒント

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どうも。もやし(@moyashi3333)です。

僕は今、現在の仕事や今後の生き方について悩んでいます。
今の仕事で最もモヤっとしている点は、仕事の「やりがい」や「おもしろさ」という部分。

参考記事:大阪大学を卒業後「ホワイト企業」に就職した社会人4年目の僕は幸せなのか

大学時代に就職活動をしていた頃は、「良い会社に就職する」、具体的に言えば「ブラック企業ではなく、それなりの給料が貰えて、将来安泰な企業に就職する」ということを最も重視していました。

「仕事の楽しさや意義」みたいなものはそこそこあれば十分だな、とどこかで軽く見ていたと言わざるを得ません。

それが今になってガタが来ているのかもしれないなと思います。

 

そんな心境の中、自分の好きなことを考えてブログを始めてみたり、多様な生き方や考え方に触れるために本を読んでみたりして、自分の今後を模索しています。

模索の一環として、生き生きと仕事をしている人の話を聞きたいなと考えました。

そこで真っ先に思いついたのが、なぜか自分の母親でした。

親と仕事とかそういった類の話を深くしたことはないため、自分でもちょっと意外な思いつきです。
でも、母のことは昔から大好きで人としても尊敬していますし、いつからか楽しんで仕事をしていると感じていたので、母親の仕事観に興味があったのだと思います。

 

実家に帰る機会があったので、僕にとって生き生きと仕事をしている身近な人の代表、母親の仕事遍歴や働くことに関する考えを聞いてきました!

”親”としてではなく、”一人の社会人”として話を聞かせてもらいました。

自分としても学ぶ部分が多かったので、今回記事にしておこうと思います。

母のこれまでと今の仕事

高校を卒業後は、保険会社などの事務仕事をしていたようです。
20代前半に結婚・出産を機にその仕事を辞め、在宅で出来るパソコンを使った事務仕事をしていました。

10年ちょっとは事務仕事を続けており、細かい作業に苦は感じないし、自分に向いていると思っていたそうです。

妹が小学校に上がったことを機に、在宅ではなく外で仕事をしたいと考え、当時募集があったレジャー施設のパートとして働き始めます。

転職を機に「サービス業」の面白さに触れる

レジャー施設での仕事はいわゆる「サービス業」であり、これまでと違った種類の仕事に楽しみを覚えたと言っていました。

具体的には、次の2点がおもしろくて夢中になれたと。

  • お客様の要望に応えることの達成感
  • 目的に沿った自分の企画が結果として現れる楽しさ

1つ目は、「クレーム対応って理不尽なこと言ってくるお客様もいるけど、でも対人でそれに応えるのが楽しくもあったんよ」ということみたいです。僕にはちょっと無理かも。。笑

2つ目に関しては、「例えば、客の数を増やそうと思って自らが企画したものが、すぐに数字の結果として表れるのがおもしろいんよね」だとか。

仕事振りが評価されて、最終的には副支配人になった(知らなかった!)ようで、自分がその施設の方向性を決められることにも大きな「やりがい」を持てたそう。

ただ、副支配人になってしばらくして、尊敬していた支配人(=上司)が別の人に替わってしまいます。

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上司の考えに納得できず、転職するも…

不運なことに、母は新しい支配人と考えが合わなかったようです。

上司とウマが合わないというのは、会社では往々にしてあることだと思いますが、母にとっては仕事の進め方や捉え方が合わないような上司の元、仕事をすることが大きなストレスだったみたいです。

結果、母は副支配人の地位を捨てて、10年以上続けたレジャー施設での仕事を辞めてしまいます。
「自分の考えを曲げてまで働くのは無理やなあって思ってね」と言っていたのが、母らしいなと感じました。

レジャー施設を辞職後は、昔やっていた事務仕事が中心の職に就くも、「仕事が楽しくない」とはっきりとした物足りなさを感じてしまったそうです。

自分に適した仕事を求め、再転職

そんな物足りなさを感じ、「サービス業のおもしろさを知ってしまったから、自分には1日パソコンに向かっているだけの事務仕事はもう無理だ」と母は気付きます。

そして、自分の求める仕事を探し始め、偶然見つけたホテルの支配人という職に応募。
選考を勝ち取り、今はホテルの支配人として働いています。

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母はホテル業界で働いた経験もありませんし、支配人の応募を行ったのは40台後半という年齢です。

自らが望む仕事や働き方のために、いくつになっても未経験の分野に挑戦していく姿勢は、自分の母ながらかっこいいですね。

今は仕事が大変ながらも楽しく、僕が感じていた通り生き生きと仕事をできているようです。

母の仕事遍歴に学ぶ働き方のヒント

自分の親の仕事について詳しく聞いたのは初めてでしたが、自分の働き方を考えていく上でも、いくつかヒントを貰えたと感じています。

自分の性格・性質に合った働き方をする

自分の好きなことや嫌いなこと、ワクワクすること、我慢ならないことなどを分かった上で、それらに合った(それらを活かせる)環境で働くことが重要だと感じました。

合わない環境はストレスになりますし、精神的にも仕事的にも良い結果を生まないです。逆に、自分が楽しいと思えることであれば壁があっても乗り越えられます。

自分の強み・弱み分析をもう1回やってみようと思います。あとは今の仕事の何にもやもやしているか書き出して掘り下げてみるのも良さそう。

「上司」という存在の対策を考えておく

会社に勤める場合、「上司」によって左右されることは避けられないでしょう。
考えの合わない上司と働くことになった場合、どう対処するか。

会社に勤める働き方を続けたとして、どうしても我慢ならない場合には「会社を辞める」という選択が取れるように、お金のこととかスキルとか準備しておこうと思いました。

家族の理解を得る

母は仕事を転々としていますが、それは家族の理解があってのことだと思います。

現実的な話をすれば、レジャー施設の副支配人を辞めるということは、一旦はその年収を手放すという選択です。再就職しても同じような年収を得られるとは限らない。

それでも辞職に踏み切れたのは、仕事のモヤモヤをそのままにしない母の強さはもちろん、父の稼ぎや母の仕事に対する考えの理解が家族にあったからでしょう。僕は大学に入ってから実家にいないので、当時どんな話が両親や妹の間でされたのかはわかりませんが。

僕は独身で家族がいませんが、所帯を持ったときに備えて「自分の考えを知ってもらうために伝える」ことを意識すべきだなと。

尊敬する身近な人に話を聞く

今回は母に仕事の話を聞きましたが、自分が心から尊敬している人の話というのは、たとえ自分のケースに当てはまらなくとも、すんなり聞けるので学べる部分も多いと思います。

自分がモヤモヤしていることと逆の位置にいる人だと、なお響くでしょう。

僕の場合、

  • モヤモヤ: 仕事が楽しくない。やりがいを感じない。
  • 逆の位置: 生き生きと仕事をしている、仕事がおもしろいと感じている。

のような感じだったので、生き生きと仕事をしている人を思い浮かべたら、それがたまたま母でした。

なお、親に仕事の相談をするのは必ずしも良い点ばかりではないと思うので、そこは留意しておくべきかもしれません。親心から安牌に見える道をアドバイスされるとか。

おまけ

「仕事のこと、いろいろ迷ってるんだよね」とざっくり母に相談したところ、こんな言葉が返ってきました。

1回しかない自分の人生なんだから、しっかり考えて自由に決めてみたら。考えずに放置していると、年なんてすぐ取っちゃうよ。あんたがどうしていくか、楽しみにしとるでね

甘やかすでもない放任でもないこの感じ。やっぱり母親は偉大ですね!

 

読んでいただき、ありがとうございました。